「幸せ」について考える上で私が共感する本
「幸せ」について考える上で私が共感する本
幸せについて考える上で、とても共感する本がある。
自分が幸せと感じることは何であるのか、を理解していることは、幸せな人生を追求していく上でとても重要であると思う。幸せ感を知っている人は強いと思う。
1冊目は、菅野仁氏の『友だち幻想』。
幸せについて、文章を意訳、引用、または自らの考えを補足する。
「幸せとは ~そこに他者がどのように関係するのか~」
人生において、自分が、また、さらに自分の周りの人も含めて幸せになりたい。
それが幸せの核である。「生きる」喜びである。
自分一人で幸せを得るよりも、身近な人を中心に、できれば多くの人と幸せを感じることができれば大きな幸福を味わうことになるのではないか。
⇒人間の幸福とは(幸福の具体的な形)
(1)「自己充実」≒自己実現
自分が能力を最大限発揮する場を得て、やりたいことができること
(2)「他者との交流」
・ⅰー「交流そのもの」、つながりそのものー母と子、家族、恋人
・ⅱー「他者から承認される歓び」、何かを人から認められる歓び
(1)と(2)があわさって
自分の諸活動や存在そのものが愛する他者にありのままの状態で認められる。それに自信を得て、「自己充実」を図る努力を惜しみなくし、それが自分の能力を存分に発揮する活動や仕事につながり、そのことが周囲に高く評価されれば、これ以上ないほどの歓びを得られる。
※重要・補足:「自己と他者」について
幸せも苦しみも他者がもたらす ※他者=自分以外のすべての人間
⇒他者の二重性
(1)「脅威の源泉」としての他者
(2)「生のあじわいの源泉」としての他者
私たちは他者の二重性に振り回される。私たちにとって「他者」という存在がややこしいのは、二重性ゆえ。与えられるものがどちらか一方ではないということ。
ex. 「引きこもり」は「脅威の源泉」から一切自分の身を守るという意味ではよいかもしれないが、苦しい。なぜなら、他者の脅威もないかわりに、他者がくれる「生のあじわい」を得るチャンスもないから。
exに関して、状態は引きこもりでも、同居する家族にありのままの存在を認められ、愛されていることを実感できている人や、インターネット上などで信頼し心の内を話せる人がいる人などは、「生のあじわいの源泉」を閉鎖的・間接的であっても得られていると思う。
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2冊目は、スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』
共感するポイントは、シナジーを創り出すことだ。
・自分自身(肉体、精神、知性、社会・情緒)を磨き、鍛え、自分の価値を高めることによって、その分人の支えになることができる。人の支えになれば、また新たな自分の価値に気付く。
そして、
・他者と出会い、仕事や家庭での現在・未来を創造しようとするとき、相手と自分の違いがあることを尊重し、個別(相手の自分)の価値を合わせて、個々の和より大きな成果を得ることがシナジーである。妥協ではない、相乗効果(相手と自分の異なる意見から大きな成果が生まれる、一段上の高みに到達できる)である。
コヴィーはシナジーを「人生においてもっとも崇高な活動」としている。
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あらためて、私にとっての「幸せ」とは、
●愛する家族がいてくれること
●自己充実の活動(仕事や副業、趣味など)をできていること
●それが周りの人を幸せにできていること
●自分の活動を大切な家族・友人が応援してくれること
●新しい人と出会い、その人と互いの存在を尊重し、持っている価値でシナジーを作り出せること。良い影響を互いに与え合えること。
である。
「他者と出会い、他者とのつながりのなかで味わえる人生のあじわい」
これを積極的に人生のなかでつかみにいきたいと思う。
そして、私は「他者と美味しいものでつながる」というのも大好きだ。
毎日家族と食べる食事が大好きだし、「弁当」というのが幸せの塊のように思えて昔から無性に好きだ。『おべんとうの時間』という本はシリーズで揃え、他所様のお弁当をみて、猛烈に幸せな気持ちになる。
子どもが大きくなったら、幸せの弁当を作れる母になりたいと思う。
- 作者: 阿部了(写真),阿部直美(文)
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