新宿区在住30代年子のワーキングマザーが人生の新しい幸せを模索するブログ

2018年秋に出産し、現在育休中です。幸せ、食、仕事、婚活、子育て、ライフスタイル、自己重要感など、試行錯誤しながら人生の幸せを追求するブログです。

「幸せ」の先に、40歳、50歳でなっていたい憧れる人ーアリス・ウォータース氏

食が与えてくれる人生の幸せ

 「美味しいものを食べること」、「『美味しいね!』と頬張りながら美味しいものを大切な人と分かち合うこと」

なんて幸せなことだろう、と思う。

毎日の食事、家族の健康を願って美味しく食べれますように・・・と願って作られた毎日のお弁当、山登りやキャンプをして自然のなかで食べる開放感あふれるとてつもなく美味しい食事。

 

食は幸せが詰まっている、とつくづく思う。

You are what you eat.(あなたはあなたが食べたものでできている)

こう書くと、幸せな食を日々積み重ねて幸せな自分を作りたい。 

 

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私の「憧れの人」ーアメリカ・カリフォルニアから世界を変えようとする料理家

 

 「20歳の顔は自然から授かったもの。30歳の顔は自分の生き様。だけど50歳の顔にはあなたの価値がにじみ出る」というココ・シャネルの名言がある。

 

40歳、50歳で、まさにこんな顔になっていたい・・・と切実に思う方がアリス・ウォータース氏。アメリカ・カリフォルニアから、食で世界を変えようとする料理家だ。

 

【アリス・ウォータース氏】

・40年前、カリフォルニア州バークレーに世界初のオーガニックレストランを開店。世界にスローフードを普及させ、アメリカで最も予約が取れないと言われるレストラン「シェ・パニース」のオーナー。

 

スローフードの母と呼ばれ、有機栽培や地産地消の概念を提唱。自らのレストランで直接生産者から買い付けた有機栽培の食料をシンプルな料理で提供し、スローフードを実践するかたわら、学校教育現場にもedible schoolyard(食育菜園)で生徒が野菜を育てるカリキュラム導入を提案。落書きなどで荒廃した学校をみて、緑豊かな菜園を作ることで子どもたちの心を育めないか、と考えたものであった。今では全米2,000校位上に広がっており、ミシェル・オバマ氏もこの考えに賛同しホワイトハウスに菜園を作った。

 

・アリスの

  • 農家の人たちを大切にすること
  • 旬の食材を料理すること
  • 家族と友人と食卓を大切に囲むこと

といった考え方は「おいしい革命」(Delicious Revolution)と呼ばれている。全米で85%もの子どもが1日1回も家族で食事を取らない(ファーストフードで済ませる)という状況を憂い、子どもの頃から食べ物と親しい関係を作っていれば食で世界は変えられるという信念を持っている。

 

 

 

NHK・BSで時々放送されると、必ず録画をして、アリスの姿、アリスの料理を見て癒やされている。

自分の庭の緑豊かなハーブガーデンを嬉しそうに歩き回り紹介してくれる姿や、ファーマーズマーケットで「美しいレタスが私に話しかけてくれているわ」と嬉しそうにピックアップするアリス。食が大好きで、食に関わる人が大好きで、食の持つ力を信じているアリス。

 

私には何ができるだろうか。新しい幸せを追求する「働く」に、この食を関連付けさせることをしたいと日々考えている。

私なりの日本の、東京の、小さな地域・ローカルで、アリスのおいしい革命の信念を持つ何かを模索したい。

(美味しいもので人とつながる、を「カレー」で実践している活動家の本『つながるカレー』も興味をもって読んでいる)

 

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アリスは、子どもの頃に食べ物とつながる豊かな経験が大切だと語っていた。

私自身、九州で育ったが料理好きの両親のもと、鰹、昆布、あご出汁の美味しさを知り、お正月の手作りのおせち料理、お雑煮を頬張って大きくなってきた。

魚釣りが好きな父に釣れられて玄界灘に船釣りもよく行き、新鮮な刺し身を炊きたてのご飯にもって「美味しいね」と食べていた。蟹もひとりいっぱい食卓に並んだ。蟹の開け方を父に教わりながら、夢中でカニ味噌を食べ、身をほぐして食べていたことを思い出す。

庭には家族で一人1つ野菜を植えて育ててみる、という夏もあった。父はなす、母はとうもろこし、姉はきゅうり、私はミニトマト(一番簡単笑)。とうもろこしにはどこからともなくアブラムシがやってきて、全然育たなかった記憶がある。

 

こうした食にまつわる小さな頃の記憶、いつも家族で食卓を囲んだ記憶ー両親がくれた経験が、食が幸せである、という価値観にも大きな影響を与えていることは間違いないだろう。

 

両親から受け取った「人生の幸せ」を私なりに「働く」につなげたい。そして、また家族とも美味しい食事を日々分かち合いたい。

私自身、ロハスでもないし、有機野菜にこだわりがあるわけでもない。離乳食だって日々キューピーの缶詰ベビーフードにお世話になりっぱなしだ。

育み、購入し、調理し、といったすべてに手塩をかけることはできないことも多いけど、大切にしたいのは、食卓を家族で囲むこと。食事を通して会話をすること。

これを大切にしたい。

マンション暮らしだけど、工夫して子どもと食育菜園を作ることも積極的に考えていきたい。

 

 また別の記事で、気になる存在である「子ども食堂」について書いてみたい。

 


 

つながるカレー コミュニケーションを「味わう」場所をつくる

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