洋服選びの理論と検討フレームワークー「洋服の幸せマネジメント」
洋服選びの理論と検討フレームワーク ー「洋服の幸せマネジメント」
私は結婚するまで、かなりどんぶり勘定で生きていた。貯金はかなり下手で、大好きな食・ファッションに毎月のお給料の多くをかけていた。
勝間和代氏は「被服費は収入の5%を目安に」と自身の書籍で書いているが、私は15-25%は平気でファッションにかけ、衝動買いも多かった。ストレス発散の買い物も多かったのだろう。(好きな雰囲気はOggi、Domani)
購入した洋服は、1つ1つは華やかでも、組み合わせが難しかったり、印象が強すぎて着回しがしにくかったり。今のままの買い方ではだめだと思いながらも繰り返し同じ法則で買い続けてた。結果、量は膨れていくけど使いこなせない洋服の山。幸せなお金の使い方とは程遠かった。
そんなどんぶりの私も、今では旦那様と共通口座をつくり、日々の家計管理はマネーフォーワードで管理し、毎月の生活費と年間の特別費をエクセルでも別途管理しながらお金を大切にするようになった。年間のファッションや美容に使う費用も自ら設定し、そのなかで無駄なく、自分が幸せでいられる洋服の買い方をするにはどうすればよいか、考えるようになった。
ーそうだ、人生のあらゆる諸活動において、「幸せのマネジメント」ができるようになれば人生はより幸せに近づくのではないかー
そう考えるようになった。洋服を買う・捨てる、という行為においても幸せマネジメントの理論・フレームワークを見つければ、良いのだとわかったのである。(やっと・・)
自分で理論とフレームワークを理解してからは、お店で洋服をみても迷わなくなったし、膨大なネットショッピングでも見るべきものに集中できるようになった。
以下、私の洋服選びの理論と検討フレームワークを書き留めておく。
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0.はじめに:服は4つのシーズンが必要
服は、春、夏、秋、冬の4つのシーズンが必要である。
さらに、シーズン毎に
● 仕事用
● プライベート用
ⅰーおしゃれ寄り(家族でお出かけ、友だちとカフェ・ランチ)
ⅱースポーティー・カジュアル寄り(育児)
が必要。
1.なりたいイメージを確認
● 仕事用
⇒かっこ良く、きれいなハンサムな女性、ポジティブ、信頼される
● プラベート
⇒ ⅰー清潔、きれい、オシャレ
⇒ ⅱー若々しい、元気、アクティブ
2.骨格を知る(骨格ウェーブタイプ)
骨格診断も最近のファッション誌でもよく言われること。
3つのタイプのうち、私はウェーブタイプ。ウェーブタイプとは「華奢で厚みがない曲線ボディ」
☑体に厚みがなく華奢
☑ 鎖骨が細く、よく目立つ
☑ 下半身に、ボリュームが出やすい
☑身長と比べて首が長い
☑ 筋肉質ではなく、ふんわり柔らかい肌質
3.骨格ウェーブタイプのワードローブ
薄くて華奢、かつ下重心の【ウェーブタイプ】は
☑やわらか素材
☑フェミニンデザイン
☑デコラティブ
をキーワードにワードローブを構成!
「視線がふわふわした上に集まる」、「視線が華奢な上に集まる」、「視線がボリュームある下にいかない」、「下が自然に視線で流れる・いい意味で目に留まらない」
「Xライン」を意識する。
- トップス⇒デコルテが開きすぎないラウンドネック、華やかなラメと体のラインを綺麗に見せてくれるリブデザインのニット、リブニットアンサンブル
- スカート⇒Aラインのロングスカート、フレアスカート、フリルスカート。丈はひざが隠れる丈、ミモレ丈。タイトスカートは試着をして、且つ厚手の生地なら選ぶ余地あり◎
- ワンピース⇒腰の位置がわかる腰が高いAラインのワンピース
- 定番トレンチ⇒落ち感のあるてろ素材が◎、長すぎる丈は視線が下になるから気をつける、コートは視線が上にいくフード、ショート丈
「ゆる×ぴた」、か 「ぴた×ゆる」を。
「ゆる」を出すのはフリル、シフォン、ボリューム袖。「華やかさ」を出すのはラメ、光沢のあるサテン、レース、ウエストにリボンはひきしめに利用する。
4.パーソナルカラー&ブルベ・イエベ春夏秋冬を知る(ブルーベース・サマータイプ)
パーソナルカラー、ブルベかイエベか、という話も今はよく耳にする。
30代になると顔映りの良い色とそうじゃない色がテキメンに反映するようになってきたと思う。
私はブルベ・サマータイプだ。
⇒ブルベ・サマータイプの印象:
優しい・上品・フェミニン・清楚・ソフト・涼しげ・穏やか・爽やか
⇒ブルベ・サマータイプの色:
アジサイ色を想像
(※20代の頃、強くかっこいい女性を目指していたけど、目指していたものと実際に似合うものが違ったのだとよくわかった。)
色について、ブルベサマーの色を参照するほか、以下の参考記事から、服選びには、第1次カラーと第2次カラーの基本的な色の考え方が大切だと気付く。
<一般的な第1次カラーと第2次カラー>
●第1次カラー(黒、濃いめのネイビー、グレー、ベージュ、白(アイボリーなども含む))、
●第2次カラー(カーキ、キャメル、ブラウン、明るいネイビー、インディゴブルー)を中心にクローゼットを揃えていく。
この理論を踏まえて、私の第1次カラーと第2次カラーは
●第1次カラー:濃いめのネイビー、オフホワイト、明るいベージュを選択)
これでセットアップ、コート、ジャケット、インナー、ボトムス、小物など、多くのアイテムをこの基本色で揃える。
●第2次カラー:明るいネイビー、明るいキャメルを選択 ※黄味が強くないもの、黄土色じゃないもの
を選択。
結論として、選ぶ色は、基本色およびカラーアイテムとして、
●アジサイ色
●ネイビー、ペールブルー、ライトブルー、ブルー
●ラベンダー、パープル、ライトパープル、ピンクベージュ、スモークピンク、バイオレット
●ペールグリーン
●ライトグレー
●オフホワイト、ライトベージュ
●明るいキャメル
この色たちで自分の服を幸せに彩っていく。
※色については、店頭で、自分の目でみて確認することがすごく大切だ。ネイビーの表記でも微妙に違ってくる。
※とりあえず黒、の選択はやめる。光沢あるネイビーのほうがよっぽどおしゃれ!だ。
5.2~4を踏まえて私の似合う服の色組み合わせ・形は
まず形は
① フリルブラウス・トップス×フレアスカート |
② レース袖ボリュームトップス×フレアスカート |
③ リブニット(アンサンブル)×フレアスカート ※Vではなくラウンドネックを! |
④ ウエスト高位置ワンピース |
⑤ リブニット(アンサンブル)×プリーツスカート |
⑥ 花柄ブラウス×細身パンツ |
⑦ レース袖ボリュームトップス×細身パンツ |
注目アイテム:
袖フリル、ラメ、光沢、シフォン素材、花柄、ボリューム袖、リブニットアンサンブル、ウエスト高位置
そして色の組み合わせは、
と整理した。
◎この他トライしたい色形:
オフホワイト×ホワイト
花柄ふんわりワンピース
6.なりたいスタイル、気分のあがるスタイルを定期的に確認
⇔好きなブランドサイトをよくチェックする(流行りも確認)
私は、ユナイテッド・アローズ、ベイクルーズブランド、アダムエロペ、デプレなどが好きでよく見ている。
7.素材を確認
天然繊維と化学繊維で着心地や与える印象は大きく変わる。
また、オケージョンにあった素材や形を考える必要がある。
自宅で洗濯できるもの、クリーニングの手間がいらないもの、シワがよらないもの、アイロンがけが必要ないものを選びたい。
★とろみ素材
レーヨンやキュプラなどの再生繊維を使ったもの。また再生繊維自体は安定しない素材のため、ポリエステルを混紡したものが多い。「ポリとレーヨン」などの混紡素材が最も一般的な「とろみ素材」。
★ラメ糸
ラメ糸は、ポリエステルやナイロンなどのフィルムに対して、高温で溶かし気体にしたアルミニウムや銅などの金属成分を付着させる。 そしてその表面に保護などの目的で樹脂がコーティングされている。
★サテン
「サテン」という言葉は生地の織り方の種類であり、絹やポリエステル、ナイロンなどが原料。
★シフォン
シフォン生地として販売されている生地の主な使用繊維パターン
ポリエステル100%・・・・・モール内生地屋さんではこのパターンが大半
シルク100%
★コートはカシミヤ、アルパカ、ウールが断然あったかい。
8.着丈を入念に確認!サイズガイドを利用
肩幅、着丈、ウエスト、ヒップなど、自分のサイズをよく確認する。
特にスカート着丈は要注意だ。着丈で旬の格好かどうか、敏感にわかってしまう。
私の場合は、旬のロングもプライベートではくが、仕事用では、
総丈55-63(膝下5センチくらい、ミモレ丈)センチあたりが164センチの身長と勘案してもバランスが良い。
これが70センチだとかなり長い印象。ヒールと合わせてちょうどよい◎
着丈はかな~り重要だと思う!
身長別サイズガイド ファッション通販サイト[オンワード・クローゼット]
9.価格・投資すべきもの
すべて自分の好きなブランドで、好きなものを買えたらハッピーだけど、限られた中で、価格のメリハリを考えたい。
予算を投入するのは、そのシーズンに何度も出番があるもの、身体を覆う総面積が広いものに投資し、そのシーズンの気分をあげる!
そして、いまや世界中で知られるこんまりメソッド(ときめき、spark joy)に則り、また、これまで見てきた自分に似合う形・色の理論に則り、必要のないワードローブはメルカリで売却、新しくときめく洋服を購入する費用にあてる。この流れができると、家には、ときめく服、幸せな服が並ぶ。
10.試着をする
できれば試着がやはり大切だ。返品の手間はかかる可能性があっても、馴染みのブランドであればネット購入も可。
11. 週2回で着る服のみを購入!!
買っていい服は、「自分をよくみせてくれて気分が上がる服」、「定番品のアップデート」、「優秀なボトム」。買ってはいけないのは「条件付きの服」。「たられば」で買わない。
その他 服の商習慣に慣れていく!
お金に無頓着で、買いたいときに後先考えずに洋服を買っていた過去を反省し、世の中の服の商習慣も意識したい。
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以上、1~11にて「洋服の幸せマネジメント」につながる整理をしてきた。
私は今現在、色・形が自分に本来合う服も着こなせない体型になっており、ボトムスはスカートしか選択肢がない悲しい状況だ。
出産して心身が落ち着いたら、現状を打破し、パンツも堂々履けるように下半身筋肉・有酸素トレーニングをして、基礎代謝量を上げる!ことをブログを書きながらあらためて決意する。
同じようなお悩みを持つ方の何か役に立つ内容となれば幸いだ。