新宿区在住30代年子のワーキングマザーが人生の新しい幸せを模索するブログ

2018年秋に出産し、現在育休中です。幸せ、食、仕事、婚活、子育て、ライフスタイル、自己重要感など、試行錯誤しながら人生の幸せを追求するブログです。

アラサースパルタ婚活回想記シリーズ5ー<赤字で分析・解説編>『地雷婚活分析シリーズ(1:40歳、バツイチ、180超えの体格がよい大手教育系企業イケメン)』

地雷婚活分析シリーズ(1:40歳、バツイチ、180超えの体格がよい大手教育系企業イケメン)(Aの要素を含むBタイプ)

婚活を初めて3人目にお見合いをした男性。当時の婚活戦闘力はほぼゼロ。

いまの、婚活スパルタ脳で分析すると沢山のダメだし、地雷がある。

ただし、婚活戦闘力がほぼ満点となった婚活戦国時代の後半に彼と初めて会い、自分が選ぶ立場にあれば(彼の心を100%向かせられたとしたら)、自分からお別れを告げていただろう。

 

婚活の3つの力(コミュニケーション力、容姿・清潔感、相手へのおもてなし・感謝の気持ち)を軸に、分析・解説を赤で記していく。

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40歳、バツイチ、180超えの体格のよいイケメン。旧帝大卒。同じ大学卒ということもありお見合いを申し込んだ。すると、相手もお見合いを同時に申し込んでくれていて、お見合い成立。

 

【お見合い】

お見合いのため指定されたホテルラウンジに向かう。もう肩書きやイケメン・体格の良さに、気持ちはそわそわ。早く着きすぎて、化粧室でメイクなどを確認する。洋服は自分のなかで派手さを抑えた組み合わせ。

 

(相手へのおもてなし・感謝の気持ちはどんな相手でも平等に。相手のスペックで変えるべきものではない。最初から浮かれすぎ!戦闘力ほぼゼロなのに、正しい努力をしていないのに、彼一人に集中しようと勝手に息込んでいるのが痛い!洋服は上品でまとめたつもりだが、スカートがパキっとしたブルー。パステルブルーであれば◎)

 

一足早く待ち合わせのラウンジに入る。しばらくして背の高い写真どおりの男性が登場。緊張を抑えながら、挨拶をする。さりげなく「写真よりもおきれいですね」と言われる。

 

(褒められたら、「いえいえ、とんでもない」ではなく、笑顔でにっこり「ありがとうございます、○○さんもお写真よりも断然素敵です。」と返答する。※しかし、こうしてさらりと褒める男性は女性慣れしていて恋愛経験豊富であることがわかる。)

 

まだ入会したばかりでお見合い3人目くらいの私。相手のお仕事の話などを聞いたほうがよいのかと勘違いしており、積極的に聞く。一生懸命仕事をしている話を聞きたいと思っていたが、部署の人間関係で困っている人がいる話などが出てきて、「え?」と思う。

一方、男性からは私の幼少期、どんな子どもだったのかを聞かれ、それに対して答えると「可愛いですね」と笑みを浮かべ、自分の幼い頃の話も楽しそうにしてくれる。

 

こちらがお見合いで聞きたいと思っていた人となり(仕事頑張っているか、休日はどんな充実した生活をしているか等)はほとんど聞けず(ゆるく流され)、お互いのたわいのない話で1時間半が終わる。少し拍子抜け。自分としては手応えがなかった。

 

(相手が話す話題やペースを作れる人であれば、その人に委ねてOK。その人が聞きたいことのニーズを把握して、その話題を楽しく膨らませていくことを大切にする。男性に、「仕事を頑張っている人か、人生楽しんでいる人か」を把握したいと思う女性は当時の私のようにきっと多いのではないだろうか。でも、それを直接質問すると、ただの堅苦しい面接のようになってしまう。普通のさりげない会話を楽しみ、要所要所に感じる彼の人となりを理解できるようなレベルになれば◎。)

 

【お見合いの結果】

しかし、相手はすぐに仲人へOKの返事。

私は正直、手応えがなく、いまいち気乗りしなかった。

しかし、1度会っただけで何がわかるというのか、まあ進めてみるか、と仲人へ「OK」の返事をする。

その後、すぐに電話がきて、「とても楽しかったこと、自然体で話せたこと、また次を楽しみにしていること」を告げられる。まだ私の気持ちはどこか冷めている。

 

(このとき、相手の気持ちレベルはかなり高くなっている。幼少の話をするというニーズに応えられた結果だろう。

私の心として、1回会っただけで判断しようとする事自体、高飛車だ。自分も1度あっだだけで判断し、NGを出されたらどんな気持ちがするか考えた方がいい。よっぽど生理的に受け付けない以外は、3回はあって男性を楽しく知る努力をすること。)

 

会社から帰宅時、「今度出張で北海道にいくので、おみやげを買ってきたいです。何かリクエストがあれば教えてください」とメールがくる。変わらない日常に、久々に男性の気配。次の最初のデートが楽しみになる。

デート前日、丁寧に地図付きの待ち合わせ場所が添えられたメールを受け取る。

 

(向こうからの積極的な連絡。おみやげを買ってくるという行為は、私が相談所在籍後半の戦闘レベルがほぼ満点になったとき、あらゆる男性から同じ行為として受け取った。おみやげやプレゼントは男性が好意を持っているというサインである。しかし、高飛車な私は好意=好きではないのに、相手より自分が上の立場であるとどこか判断してしまい、相手へのおもてなしの気持ちを減らしてしまう。早すぎ・・・。)

 

【最初のデート:表参道・青山散策】

お昼を過ぎた午後、表参道の待ち合わせ場所にはやめに到着する。ほどなく、背の高いイケメンの大人の男性が笑顔で近づいてくる。目立つなぁと思う。

お見合いは男性はスーツやジャケットをきているので、男性の日常の服装はデートのときに初めて知ることになる。イケメンは、爽やかなシャツにデニム、スマートな大人の靴を履いている。「おお、デートっぽいな」と胸が踊り始める。私の服装は、お見合いのときよりも自分好みの服装。

表参道・青山を自由に散策。オーダーメードの家具店や、隈研吾氏の建築で有名な台湾のパイナップルケーキのお店を楽しむ。

家具店でソファに並んで座ると、なんだか緊張。この人と結婚してソファに一緒に座っている姿を想像(妄想)してみたりする。道を歩いていて車がくると、さっと手をひいてくれる様子もとても自然に感じる。

帰り際に北海道のお土産を渡され、御礼を伝える。

帰宅後、チョコレートを開けて写真をとり、写真とともに御礼を伝える。

 

(高飛車な私は、目立つ彼、イケメンの彼がもう自分に好意をもっていることに安住してしまう。本当におバカだ・・。服装も一般男性が好きな服装ではなく、女性ウケする服。いつもどおり気ままに、自分が話したいことを話す。自分の価値観を伝えるコミュニケーション多々。また、「この人ともし結婚したら」と想像するのはこの時点で早すぎる。もっと自由に一緒にいる時間を楽しむこと。

相手の、車から女性を守るしぐさに女性はほろっとすることもあるだろうが、これまで恋愛で誰かにしてきたことの証。)

 

【仲人への報告】

とてもおしゃれなデートができ、楽しかったことを伝える。また次も会ってみたいと思っていることを伝える。

 

(おしゃれなデート、スマートなデートが良い、と思っている勘違いはアウト。女性慣れしている男性である証拠になるだけ。)

 

【次のデートに向けた連絡のやりとり】

相談所では、どちらかが「次はもう必要ない」と判断し、仲人に伝え、相手側の仲人を通じてお断りを知らされたら、以降直接当人同士でやりとりをすることを許されていない。

お断りの連絡はこなかったが、2週間ほど相手仲人、男性から連絡がなく、不安にかられる。当時、ほかに成立したお見合いや仮交際している人はゼロ。

意を決して、「前回がとても楽しかったこと、またぜひ会いたいこと」をメールしてみる。男性から「しばらく連絡できていなくて申し訳ないこと。実はお見合いが他でも成立しており、土日が塞がっていること。これを話すと申し訳ないと思い言いづらかったこと」が伝えられる。私は、これを聞いてもう男性に固執し始めている。しかし理解のある女性を演じる。「相談所にいるのだからお見合いが他にあるのは当たり前だと思っていること、でもまたぜひお会いできたら嬉しいこと」を伝える。男性からは、「理解に感謝していること、自分もまた若草さんと会いたいと思っているので時間調整まで待ってほしいこと」が告げられる。

私は、「待ちます!」の状態に入り、彼との関係・デートに勝手に婚活掛けている。

 

その後、しばらくしてデート日が決まる。

 

(2週間連絡がない時点で、かなりアウト。積極的に相手として見られていない証拠。この時点でもう前に進む余地はなし。挽回の余地なし。

地雷は、”勝手に好かれていることを早い段階で判断し、お見合いのときの婚活戦闘力ほぼゼロなりにもっていた謙虚さを忘れ、高飛車な女性でデートに望んだこと”。完全にアウトだった。

相手の正直な現状報告は誠実さを感じる。一方で、私の返信は、急に手が届かなくなる相手とわかるや否や、急に彼に固執し始める。なのに物分りのよう女性を演じてかわいくない。こうした恋愛慣れしてモテる男性には、せめて、「そうだったんですね~。なんだかこれで会えなくなってしまうかもと思うとちょっぴり残念です」などとサラッとあえて返し、男ゴコロをくすぐってみる。こちらからは「また会いたい!」と言わずに男性に言わせる術を使うのも手。

そして、この男性に固執してほかの婚活はストップしてしまうなんて本当に馬鹿だ。もうこの人とは前に進めないのだから、別の人とのお見合いをどんどん申し込むべきだ。また、自分の高飛車さをあらためていくことに早急に取り掛かるべきだ。)

 

【2回目のデート:お台場】

やっと決まったデートにるんるん。この日のために、ピンクのスカートを買ってしまった。新橋で待ち合わせてゆりかもめに乗りお台場へ向かう。

モテる彼とデートをしていることが嬉しくて、私の気持ちはこれまで以上に舞い上がっている。けれど、彼はどこか疲れた様子で、お見合い・最初のデートほど気持ちを感じない。女の勘が働く。

科学未来館などで時間を過ごすが、みたいもの、興奮するものがあまり合わない。

相手の私に対する興味もいつになく感じない。

夕方になり、食事をしようとなる。お互いに事前にリサーチをしていない。彼もしていない。適当に見つけたお店に入り、お肉を焼いて食べる。

 

改札で健気に彼を見送り、振り返る彼に熱いものは感じない。

帰宅後、御礼のメールを送る。

 

(本当に痛すぎるデートだ・・・。恥ずかしくなる。相手は、もうこのデートで見切りをつけようと思っているのに、自分はスカートまで買っちゃって。

ただし、相手の気持ちの低さに冷静に気づけたのは○。相手はもう別の人とのお見合い・デートを沢山して、おそらく気持ちがあがる人との出会いがあったのだ。モテる男性とは、本当に引き手数多の出会いがあり、1日1日でどんどん気持ちが変わっていくものなのだ。

もし彼に私への興味が引き続きあれば、夕食を食べる場所もリサーチしているはず。こうしたところからも彼の関心というのはとてもよくわかるものだ。

私の相手へのおもてなしとしても、万一を考えてお店リサーチをしておくべきだった。楽しみにしていたのに、そういうところは男性任せなところがやはり高飛車で男性に対する努力が足りない。

帰り際、素敵な女性なら男性が送りたいと思うもの。自分が健気に見送ってどうする・・・痛い・・・・)

 

【次の日】

仲人から、「仮交際終了」の連絡がきて、仕事の手をやめ、化粧室へ。

化粧室から仲人へ連絡をする。

会社から直営店が近かったので、その日の仕事が終わって仲人のもとへ行く。

「彼はとても人気のある会員さんで、お見合い・デートができないと投げている女性も私の受け持っている会員さんでも実はいる。若草さんは、彼に会えただけでラッキーだと思います。彼も時間をつくって会ってくれたと思います。今回は残念ながらご縁がなかったと思い、次に行きましょう。」と伝えられる。

 

(仕事の手をやめるな!笑 冷静さを失い、彼一人に固執しすぎ!!何の分析もない仲人のもとを訪れる時間があったら、諸々を反省し、新しくお見合い申し込みを10人するべし。)

 

心はなんだか泣けてくる。

出会いの場面で相手が前のめりで、でも次第に気持ちが私のほうが高まっていき、すれ違って終わる。これまでの恋愛と一緒だと気づく。

 

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地雷分析と書いたものの、振り返れば地雷ばかりだったすべての過程と結果。

彼はその後、すぐに誰かと真剣交際になり成婚退会していた。

彼がなぜ、相談所にいたのか。普段の日常でも女性と知り合い、モテるであろうが、バツイチであり、再び結婚を真剣に考えたいと入会したのだと思う。

タワマン住まいに憧れをもっていた彼はきっと今、どこかのタワマンで美人の奥様と住んでいるのだろうか。

 

(人生の価値観が違うなと思うところは正直最初から多々あったが、最初から結婚相手としてみるとすごく気合が入りすぎて空回りしてしまうし、自分の人生観と突然すり合わせ作業をし始めると絶対にうまくいかない。婚活だけど、それは意外とうまくいかないのだ。最初はお友達として、仲良くなることに努める、くらいのスタンスが俄然うまくいくのである。)

 

当時の私の婚活戦闘力では(恥ずかしながら)、到底太刀打ちできない男性であったが、まだまだレベルの低い私は同じような失敗をまた繰り返すこととなる。

 

また次なる男性は次回に。