一生懸命生きている
あんた、一生懸命生きとるんやな…
『イヤイヤ期』という時期の入口に、1歳半を迎えた子が入ったようで、保育園の先生に先日言われて少し焦った自分がいた。
もう少し先だと思っていたので、イヤイヤ期の対応について、まだあまりしっかりと勉強できてないとひやりしたのだ。
でも、この『イヤイヤ期』という言葉がどうも昔から好きじゃなくて、なぜだろうと考えると、親都合の親目線で子どもが『イヤイヤ』と言っているからイヤイヤ期なのだと思うのだ。
これからどう対峙していったら良いだろうと私は、「よし、この子をよく観察してみよう」と思った。「~する?」「~は?」→首を可愛く横にブンブン振る。「これ?」と聞いて彼の要求と一致したら、にこっ!っと可愛い笑顔で笑うのである。
まだ世の中の親御さんが経験しているイヤイヤ絶頂期ではまったくないのだろうが、一番最初に思ったことは、
「あんた、一生懸命生きとるんやな…」
であった。小さい体、小さい頭で、小さい心臓で、小さい手で、小さい足で、一生懸命生きとるんやな…。
親が望んで生み出した命。これを一生懸命前に後ろに動かしている我が子を見ると、本当にえらいな、ありがとね、と思うのである。
『イヤイヤ期』ではなく、『(こう)したいしたい期』である。自分の意志で命を輝かせようと頑張る最初のこの時期に乾杯だ。親として、感謝の時期だ。
男の子育児にわかりやすくおすすめの本です。
男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方 (中経の文庫)
- 作者:竹内エリカ
- 発売日: 2015/08/27
- メディア: 文庫