東京での出産を決意。産後回復の強い味方、産褥入院+産後ドゥーラの体験談を紹介
東京での第2子の分娩~産後1ヶ月の計画を遂行中
1.病院編
第1子を里帰りで出産し、親のありがたさも、親が年老いていることも、主人と一定期間離れる寂しさも、様々なことを経験した。
現在、第2子を妊娠しており、今回は東京での分娩を夫婦でよくよく決め、希望する病院に分娩予約をした。
予約をしたのは、世田谷区自由が丘駅から徒歩3-4分の田中ウィメンズクリニック。
自宅近くに大学病院もあり、第1子妊娠中は妊婦健診でお世話になったこともあったが、あまり自分がそこで子どもを出産するイメージがもてなかった。先生の対応、説明、機器などから感じていた。そういう感覚、直感というのはなんとなくあるものだと思う。
主人とふたりであらゆる病院を調べ、ふたりが唯一納得して「ここがいいよ!ここにしよう!」と決めたのが田中ウィメンズクリニックだった。
病院を選定する上ではあらゆる検討事項があり、人それぞれ優先するものが違うだろう。
私たちが優先したのは、
①絶対に無痛分娩であること、それも完全無痛分娩であること
②先生が信頼できること
③食事が美味しいこと
④家からなるべく近く、乗り換えなく行けること
⑤大学病院よりも1人1人をしっかり見てくれるクリニックが良いこと
⑥評価が高いこと
の6つである。
まず、何がなんでも①は外せない。前回は無痛分娩処置をしたが、あくまで途中の陣痛の痛みを短時間緩和するもので、結局は激痛との戦い。ほぼ自然分娩だったといっても間違いない。
ソフロロジーを早くから学んでいたため、自然分娩でも頑張る気持ちでいたが、やっぱり心は折れた。
世の中に、無痛分娩対応を謳っていても、病院ごとに考え方・対応方は様々であり、無痛分娩を取り扱っている事実だけでは調べが足りないだろう。
私が求めるものは「計画分娩可、24時間無痛可、初期から出産まで完全無痛であること」である。もう、これ以外では厳しいと考えた。
思っていた以上に自分には体力がなく、産後の肥立ちも非常に悪すぎた前回を受けて、
産後に少しでも余力を残し、回復のスピードをあげなくてはいけない。
これが最も重要であった。
この①に完全に一致し、残りの②~⑥にも合致するのが、田中ウィメンズクリニックであった。
③は、絶対に美味しいものを食べて、回復したい!食いしん坊の私のことを主人もよく知っている。ブログで食事を上げてくださっている方の写真から、もうすでに心は躍っている。
⑤は、私は末っ子で甘えん坊でかまってほしいタイプであるため、小規模のクリニックで目をかけていただきたい、というのがある。しかし、それ以上に居心地のよい人間関係を先生や助産師さんと築き、安心して産前産後を過ごしたいという思いが強いのだと思う。
以下、HPから文言を抜粋させていただくが、田中先生にはものすごいキャリアと実績、先見の明があることを知り、俄然興味がわいた。
(抜粋)
「感動的な生命の誕生を、より安全に」
院長である田中康弘が、日本で初めて産科施設の分娩様式として硬膜外麻酔による無痛分娩を始めたのは、そのような思いからです。
無痛分娩には、確かな技術と経験、優れたスタッフ、充実した設備と診療体制が不可欠。日本の無痛分娩のパイオニアとしての誇りを胸に、私たちはよりよいクリニックを目指し、日々努力を続けています。その積み重ねが、開院約43年という歴史と、13000人以上(2016年現在)の赤ちゃんの出産を成功させた実績に繋がっているのです。
陣痛のはじまりから出産まで、痛みを感じない安全なお産で、より大きな感動をお母さんと赤ちゃんに。
田中ウィメンズクリニックは100%無痛分娩で、最高の出産をサポートします。
(以上)
なんと、初めて硬膜外麻酔による無痛分娩を始められたパイオニアであり、40年以上のキャリアをお持ちであるすごい方なのだ。
先日、初めて自宅近くの分娩を扱わない産院から紹介状をもらい、クリニックを受診した。可愛らしい小さな病院だが、とても清潔感があり、「あ、ここでよかったんだ」と納得した。そして、すごい田中院長についにお会いする瞬間、まるで俳優さんに会うかのように気持ちが高まり、かなり緊張してしまった。
ご高齢であることを推察するが、精神も身体も若々しく、声もはっきりとしており、神々しいオーラを感じた。すっかり、勝手にファンになり帰ってきた。
このクリニックはマタニティビクス(これも田中院長が提唱したもの)を推奨しており、経産婦さんはあまり参加は言われないとの情報も聞いていたが、産後太りが解消されていない私は見事に「ぜひ通ってください」とお達しがあった。
すっかりファンになった田中院長を信じて、喜んで通わせていただきます!!
2.産褥入院編
産後1週間弱、分娩した産院で入院したあと、すぐに自宅に帰ることも考えたが、前回の自分の心身のキャパシティから、文京区にある助産院で1週間ほど産褥入院を予定している。
両親からは、再び上の子と一緒に里帰りをしてもよいこと、東京で産むとしたら手伝いに行っても大丈夫であること、を申し出てもらっていたが、今回は1ヶ月まず自分たちで乗り切ることを夫婦で心に決めている。
先日、家族で産褥入院施設を見学に行ってきたが、こちらもとても綺麗で清潔感があり、安心して入院できそうだと感じた。お値段は1泊¥33,000ほど。基本は母子同室で過ごすが、何かあればすぐに助産師さんの助けを求めることができる。そして、3食の食事や洗濯も心配しないでいい。
回復をいそぎ、ストレスをできるだけ緩和するには、分娩病院から自宅へ帰る途中を埋める重要な施設であり、今後ますますニーズは高まるだろうと思う。
現在のところ、クリニックを退院してその足で産褥入院施設へ移動し、入院予定だ。
3.産後ドゥーラ編
産褥入院施設を退院したのち、自宅に帰る予定だが、きっとまだ私の場合フラフラであることが予想される。
そこで予約をしたのが産後ドゥーラである。現在のところ、3週間ほどお願いをすること仮契約をした。
協会に登録されているドゥーラの方は沢山おり、自分の地域に来てくださる方を検索によって見つけることができる。1時間のサポートにつき、¥3,000ほどのドゥーラさんが多い印象だ。
それぞれに赤ちゃんのお世話が得意で有資格の方、掃除が得意の方、お料理が得意の方など様々なドゥーラの方がいらっしゃる。
年齢も30代前半から自分の母親世代まで幅広い。
私はお一人、とても気に入った方がおり、連絡を取らせていただいた。
【決め手】
①お写真の雰囲気が良いこと
②赤ちゃんを抱いている写真の雰囲気が良いこと
③経歴などからお話が合いそうなこと
④お料理が得意なこと
⑤年齢が自分と近いこと
赤ちゃん、私自身の関係性を自然に築いてくださる方で、毎日の元気の源であるお料理がお上手であることをポイントにした。お料理は、それぞれのドゥーラの方がお写真をあげていることもあり、家庭的なお料理があるなか、気に入った方は、家庭的な雰囲気もありながらお野菜の使い方がお上手で彩りにも気を配られている方だと感じた。
すぐにお返事を頂き、レスポンスが早い様子にも信頼できる方だと思った。
その後、産後プランニング(お手伝いの期間や希望内容などのヒアリング)の日取りを決め、先日実際にお家に来ていただいた。その際、+αとしてプランを提示されていたので1時間のお試しサポートもご依頼し、夕食の準備をお願いした。(お掃除、洗濯などの選択もできたが、今後も含め、これらは掃除機、ロボットが対応するので大丈夫だと判断した)
ドゥーラさんは、つわり中の私を気遣い、買い出しから申し出てくださった。作っていただきたいメニューリストをお伝えした上で、アレルギーの確認、食品メーカーの確認、予算の確認などをメールでやり取りし、当日をお会いしたドゥーラさんはとても物腰が優しく、お話しやすく、ついサポートのお邪魔になるほどずっと話をしてしまったほどだった。
【メニューリクエスト】つわり中のためさっぱりした野菜メニューを欲していた
上記を勘案して、上手に買い物をしてくださり、わずか1時間で作ってくださったのは6品。リクエスト以上の品数に感動した。
【作っていただいた6品】
【利用しての感想】
お人柄、美味しい食事に、産後本格的にサポートをいただくことを夫婦で決めた。
今回、嬉しかったのは、お料理を作っていただけるありがたさはもちろんだが、上の子をベッドで寝かしつけている間、台所から包丁の音が聞こえてきて、まるで自分の母親が応援にきてくれているような安心感があったこと。
さらに、ドゥーラさんが自宅に近いところにお住まいの方であり、自分の近くにサポートをしてくださるドゥーラさんがいることがわかったことも大きな安心感の発見であった。
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双方の両親の力を今回は借りずに、夫婦で上の子もみながらどれだけストレスなく、回復に向かい、平常運転に戻していけるか。
子育てにはまだまだ新米で、手探りの夫婦だが、いろんな世の中のサービスに新しく出会い、感謝をしながら、乗り切っていきたいと思う。